一般歯科

虫歯になったら歯医者にいく。
これは従来の考え方です。
虫歯になる前に予防する!!
というのが歯科において本来あるべき正しい考え方です。
虫歯を防ぐためにどのような予防をするべきか!?

なぜ虫歯はできてしまうのでしょう?
虫歯の原因には、「ミュータンス菌」という細菌が大きく関係しています。 皆さんのお口の中には300~400種類もの菌がいるといわれています。 虫歯菌をつくる主な菌としてミュータンス菌や乳酸桿菌があり、 これらの細菌は口の中に砂糖が入ってくると活発に働いて歯垢・プラークをつくります。歯垢は虫歯の原因となる細菌の塊であり、 歯垢の中で酸が作られることで歯が溶けてしまうのです。
そうならないために予防に取り組みましょう!!
また、虫歯になりやすい原因として、噛み合わせもあげられます。
他にも歯の質、形、唾液の質や量などの遺伝的な要因、歯並び、歯磨き、飲食や間食の回数、時間帯など、様々なことが関係してきます。
虫歯の分類
- C0
- 歯の表面が溶かされ、エナメル質の成分が溶け出した状態です。
色の変化が少なく、虫歯になる最初の段階なのでほとんど気づきません。 - 治療方法
虫歯にならないためにブラッシング指導をします。
まだ削る段階ではないため、フッ素塗布で歯の再石灰化を促進させ
予防します。
- C1
- 歯の表面のエナメル質が溶かされて黒く変色したり
小さな穴が開いた状態です。
この段階も痛みがなく、気付くのに困難です。 - 治療方法
虫歯を徹底的に除去し、樹脂で詰めていきます。
- C2
- エナメル質の内側の象牙質にまで虫歯が進行している状態です。
冷たいものや甘いものがしみて、歯ブラシの刺激でも痛みを感じます。 - 治療方法
虫歯を徹底的に除去し、型取りをして詰め物や被せ物で補います。
- C3
- 虫歯菌が歯の神経にまで感染しています。
冷たいものや温かいものは痛みを感じ
何もしなくてもズキズキと痛みます。 - 治療方法
虫歯菌に感染された神経を取ります。これを「根管治療」といいます。
- C4
- 歯の大部分が溶けてなくなり、歯根まで虫歯になった状態です。
一旦痛みはなくなりますが、歯根に膿が溜まり再び激しく痛みます。 - 治療方法
多くの場合、抜歯が必要です。
抜歯後は入れ歯・インプラント・ブリッジで歯の機能を補います。
ご自身の歯に勝るものはこの世に存在しません。
既存の歯を残すために、当院では出来る限り削らない、抜かない治療に
こだわっています。
黒くなっているから削りましょう。というのはもう昔の考え方です。
小さな虫歯をいかに削らないで予防していくかという事が今の時代ではとても重要です。
しみる…痛い…虫歯かも…と感じたら虫歯が進行しているかもしれません。 すぐに歯科医院へ受診しましょう!